2007年09月10日

日本を滅ぼす原発大災害 ●完全シミュレーション 著者: 坂昇二 前田栄作

kururi do-narupopo.JPG

みなさま、
こんにちは。

ももんが店員 まぼです。

今回の柏崎原発についての小出さんのコメントが聞きたいよーと思っていたところ、
こんな本が出ました。

↓ ジャーーン!

日本を滅ぼす原発大災害
●完全シミュレーション
著者: 坂昇二 前田栄作

小出裕章 さん監修で、本のあちこちに、色々な形で登場しています。

今回の原発地震について、六ヶ所の再処理工場のはなしはもちろん、JCOやもんじゅなどの事故を含めて、
ちょっと分からなかった、原子力をめぐる事件などについても、国内外に渡って、丁寧にしっかり書いてくださっています。
それなのに、すーーって、読みやすい形で書いてくださっています。
とても勉強になりました。

六ヶ所村ラプソディーのページでは、鎌仲さん、菊川さんをはじめ、「花とハーブの里」で出会えた方々、こゆりちゃん(5月のなかま映画祭に来てくれました!)も登場していたりで、一層身近に感じました。

そして、7/16の柏崎・刈羽原発の震災被害こともあり、このような短時間でこの本を送りだしてくださった、
ライターの 坂さん、前田さん。
お二人の 熱意と筆力には、本当に圧倒されます。

そして、もちろん、実際にシュミレーションを行った原子力実験所の瀬尾さん(小出さんの元同僚の研究者の方)と小出さんの研究。
瀬尾さんは、残念ながら既に亡くなってしまわれて、お会いしてお話を伺うことはかないませんが、
瀬尾さんの遺志を継ぎ、小出さんがさらに研究を重ね、仮定を変え、条件を加え、計算し、、、。
(←気が遠くなっちゃって卒倒)

小出さんは、今、ちょっと知るだけでも、インドのウラン残土の調査や、原発事故などの裁判の応援や六ヶ所の再処理施設での放射能汚染の測定など、「待ったなし」「いのちがかかった」様々な仕事が立て込んでいて、
それに加え、全国各地での講演会。
マスコミにしょっちゅう取材を受ける日々。

目が回るような、忙しい中、この本の監修(超特急)に取り組んでくださった、小出さん。

ビールを片手にニコニコしてる小出さんわーい(嬉しい顔)しか思い浮かばなくなっていた、ももんがチームですが(私だけ?)、
小出さんは、改めて、すごくかっこいいなーと思いました。

瀬尾さんと小出さんが行なった、原発地震が起きた際のシュミレーションは、とっても怖いけど、
原発を選ぶ以上、考えておかなくちゃいけない、
引き受けるリスクなんですよね。。。
(ぶるっとします)

こういう事故が起きたら、逃げるときどうなるのだろう?と思った人は、ドイツ映画「みえない雲」
公式サイト:http://www.mienaikumo.jp/ をぜひ観てみてくださいね。
(パニックの中、小さな子や犬や猫たちと共に避難する困難さが、
 よくわかります)

原子力の専門家の、緻密で気が遠くなる研究。
原発の危険性をもう40年近くも、訴え続ける姿には頭があがりません。

先月、原発地震についての緊急の勉強会が、2回ほどありました。
たんぽぽ舎さん主催(8月1日)、原子力資料情報室さん主催(8月2日)

メーリングリストなどで教えてくださる方がいらしたので、私は、
遠くに住んでる、ももんがの仲間にも伝えなくっちゃね!って、
張り切って参加してみたのですけど、
うまくみんなに説明とかできなくて、
ブログにもまとめられず、硬直しちゃいました。

「あーーー。(危ないことは分かったよ)
 けど、うーん(どうしたらいいのだろ?)」って感じでした。

そこにきて、こちらの本をいただきました!
(ももんが文庫に入りますので、みんなで順番に読みましょう)

結構なボリュームの本ですけれど、活字も大きいし、
私は、先が読みたくて、読みたくて、あっという間に読んでしまいました。

 シュミレーションのところは、今度しっかり読むから、、、と、
自分を甘やかして、すこし(相当?)ワープしました。
 瀬尾さん、小出さん、ごめんなさい。

 できたら、この本も、小林公吉先生の
「原子力と人間―闇を生む光」http://www.excite.co.jp/book/product/ASIN_4434072471/
と同じように、手元に置いて、読み直していける本になります。

小出さん語録満載の繰り返し使える本だと思いますから、
とってもお勧めです。

なお、ももんがを通じて購入したい!と言ってくださる方には、
元気がでるように、「ぽぽみ店長 生写真」 を一緒にお付けします! ←いらないよ〜って言われそうです わーい(嬉しい顔)


下に、本の情報を載せます。

図書出版 風媒社 さん
新刊のところをみてください。

http://www.fubaisha.com/

日本を滅ぼす原発大災害
●完全シミュレーション

著者: 坂昇二 前田栄作

本体価格: \1,400(税別)
サイズ: 四六判並製 264頁
ISBN: 4-8331-1076-1
発行年月: 2007年9月刊


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■内容説明

原発震災で3大都市【東京・名古屋・大阪】が壊滅する?志賀原発の臨界事故隠しや、
「世界で最も危険」と呼ばれる浜岡原発など、原発を取り巻く異常な現実を明らかにし、原発事故が起きたらどうなるのかをリアルにシミュレート。日本の原発は世界一危険!

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■目次

はじめに 原子力を選択して失うもの   小出裕章

第1章 隠された臨界事故
15分間の原子炉暴走/誰も事故に気づかなかった/チェルノブイリ事故と同じ「即発臨界」/ひた隠しにされた事故/志賀原発だけではなかった/放射線被曝の恐怖/被曝により奪われたいのち /第三の臨界事故があった /不正のバーゲンセール/沸騰水型原子炉の決定的な欠陥/制御棒が34本抜けた/志賀原発事故で、東京・大阪・名古屋、三大都市が死の街に!/あわや大事故だった能登半島地震/連動して動いた2本の活断層/福島原発事故で首都圏に200万人以上のガン死者が

第2章 「世界で最も危険な原発」
続出したデータ偽装/「そこから先はSFの世界です」/原子炉が溶ける/水漏れ事故の恐しさ/腐食した配管が破裂、作業員が死亡/原子炉本体は耐震工事の必要なし?/東海大地震は阪神大震災の15倍規模/「日本人の原爆アレルギー」?/おそまつな市の防災計画/避難先は原発の目と鼻の先/放射能とともに閉じ込められる住民/非常用炉心冷却装置の配管が爆発/ねじ曲げられる事故情報/事故発生時間の偽装/環境に与えるさまざまな影響/白血病、甲状腺、リンパ腺の病気/「息子はなぜ白血病で死んだのか」/被曝労働者の安全は度外視/固い岩盤の正体/設計技師の告発/津波、余震により決定的な損傷が/「浜岡原発」事故シミュレーション/830万人もの死者を出す原発ドミノ事故/原発マネーに翻弄される住民/「愚かさの象徴」―1億2000万円の鳥居

第3章 日本を滅ぼす恁エ発震災
原発が爆発する!/1・2トンもの放射能汚染水が海に/大気にも放射能漏れ/原発の真下まで伸びていた活断層/周辺設備の脆弱さ、防災体制の貧弱さ/急性死20万人、首都圏で250万人が被曝/東北を無人にする「女川原発」事故/活断層密集地域に原発も密集/活断層の真上に6機の原発が/「ひずみ集中帯」に位置する若狭湾/東京・名古屋・大阪=三都壊滅の「敦賀原発」事故/「もんじゅ」事故がもたらす恐怖の事態/「地球最強の毒物」プルトニウムが大地を汚染/事故が頻発する高速増殖炉の危険性/「伊方原発」を揺るがすA級活断層/最新原子炉で起きた手抜き事故/近畿地方で224万人のガン死者が出る「伊方原発」事故/「島根原発」と長大な宍道断層/スケープゴートにされる松江15万市民/「玄海原発」事故で424万人がガン死/プルトニウムを装荷される玄海原発/「泊原発」と新たなる危機/第4章 未来を汚染する「六ヶ所再処理工場」/「開発」の大波が村をさらった/荒廃する土地に降ってわいた核燃料施設誘致/映画『六ヶ所村ラプソディー』 /80万トンの死の灰をどうする/つまずいた核燃料のリサイクル/ばらばらに切断し、溶解される燃料棒/1日に原発の1年分以上の放射能を放出/再処理工場が周辺住民に与える被曝は/掃除機のほこりから放射性物質が/蓄積される海洋の放射能/再処理工場周辺で多発する白血病/カモメも核廃棄物/子どもの白血病危険度が2・87倍も高い/ソープ工場で大量の放射能漏れ/外部へ完全開放される放射性物質/設計図から消えた放射能除去装置/六ヶ所再処理工場の事故シミュレーション/地球そのものを汚染する可能性/原子力報道はタブー/枠を超えて広がる反対の声/リサイクルではなく倍倍ゲーム/核のゴミを埋めろ/住民さえ知らない最終処分候補地/六ヶ所村再処理工場の下にも断層が/六ヶ所村に集う人々/ウラン濃縮工場の隣りに小学校を建設/「核燃にたよらない村づくり」/「六ヶ所村には日本が凝縮している」

エピローグ

おわりに 原子力専門家の責任―瀬尾健さんの選択   小出裕章

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※以下は、まぼが(さらに)思ったことを書いちゃいました。

この本を読んで、ようやく2つの勉強会のときに分からないでいた原発地震のことが、かなり整理されました。

今回の地震によって起きてしまっているだろう被害や地震そのものについてもわかるようになりました。

だから、このまま「柏崎原発や浜岡原発など、特に危険な地盤に立っている原発は、「眠って」欲しいって思っています。

小出さんにいつも言われてしまう、はっとする言葉があります。

「原子力の問題は、テクニカルな問題ではありません。
差別の問題だし、自分たちがどう生きたいかの問題です。」

自分たちがどんな未来を選ぶか?という問題なのだとしたら、
ここは、都市で使う電気のために、原発のそばで暮らす方々の複雑な思いが想像できてくると思います。

電力会社の方や日本政府で「未来を原子力に託す」と政策を決めてる人たちも、わたしたちも、
み〜んな、お母さんから生まれてきて、
みんな誰かの家族ですよね。
このあたりで、心の声をじっと聞いてくれるといいですね。

「危ない地盤に乗ってる原発から、少しずつやめていこうかな。。
自分も本当は危ないよなって思ってたんだよ、、、」とか、
ぜひ、そのような(かっこいい)選択をして欲しいと思います。

その選択を見守るときには、その地域に住んでいる方々やまさに現場にいるひとの心を無視して踏みつけにすることなく、いつでも隣で寄り添うような心を持っていたいです。(自分を戒めたり、励ましたりしつつ。。。)

※画像:おしりが急に気になっちゃって、クルリとまんまるになった、ドーナツぽぽです。
手前に写ってるのは私の足なのですが、ただ休んでるだけです。
ぽぽみを蹴ってるわけではありません(念のため)。
    








posted by momotomo at 18:15| Comment(3) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
1冊買った!目次だけでも充実してますね。
ぽぽみ店長の写真を挟んでおいてください。
いずれ取りに行きます!
Posted by むざざび at 2007年09月12日 21:48
むざざびさん、ありがとう〜!

まぼ
Posted by まぼ at 2007年09月13日 13:03
とても興味深い記事を、ありがとうございます。

こういう事故が起きたら、逃げるときどうなるのだろう?と思った人は、ドイツ映画「みえない雲」
公式サイト:http://www.mienaikumo.jp/ をぜひ観てみてくださいね。
(パニックの中、小さな子や犬や猫たちと共に避難する困難さが、
 よくわかります)

公式サイトをクリックすると、育毛剤に飛ぶのは釣りですか?w
Posted by 如月 at 2010年08月29日 11:05
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