みなさんへ
さとみんさんからの熊森シンポジウムのレポートの後、
以下のお願いが届きました。
以下、熊森よりお願いです。
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熊森協会愛知県支部の会員の方が、
愛知県豊田市と岡崎市の境に建設予定のトヨタテストコースについて、中止を求める行動を取り始めました。
(詳しくは、21世紀の巨大開発を考える会HP
http://bio-diversity.info をご覧下さい。
トヨタが里山を切り崩して、総面積660ha(ディズニーランドとシーを合わせても100ha)の広大な土地に、自動車テストコースを作ろうとしているそうです。
ここには、絶滅危惧種の猛禽類のサシバや、オオタカ、ハチクマが繁殖していて、生物多様性に優れた貴重な山です)
9月初旬にトヨタが愛知県企業庁と合同で記者会見をするそうです。
署名を集める時間がないので、はがき、FAXを愛知県知事、豊田自動車社長に向けて直接中止を求める声を届けることが有効だと考えました。
会員の皆様の御協力を頂きたく思います。どうぞよろしくお願いいたします。
連絡先
宇都野 清信(日本熊森協会愛知県会員)
〒444-0016
愛知県額田郡寺田町大字芦谷字南屋敷55090-9912-4350
以下に例文と届け先を記載します。
--------------------愛知県
『愛知県知事 神田真秋様』あて
〒460-8501 名古屋市中区三の丸三丁目1番2号
FAX 052−961−7004
愛知県知事 神田 真秋 様
トヨタテストコース建設予定地買収撤回をお願いします
この度愛知県企業庁によって計画されていますトヨタテストコース建設予定地の買収につきまして、計画の撤回をお願いします。
トヨタのテストコース建設計画は、豊田市の旧下山村、岡崎市の旧額田町にまたがる660haにも及ぶ広大な施設であると聞いております。トヨタ自動車によって買い取られるとはいえ、一企業の経済活動のために税金を投じて買収作業その他の行為がなされることになります。その税金を自然保全、福祉に利用して欲しいです。
この地域は周辺部を含めてネコギギやヤマネなどの国指定天然記念物、サシバなどの絶滅危惧種、15科28種の哺乳類、35科104種の鳥類、6科16種の両生・は虫類、14科32種の魚類の生息地であることが分かっています。
COP10におきまして里山の保全をアピールしようとしているさなかに、一企業のために希少種の生息地である里山の森を大規模に破壊し開発することは県民として世界に対して大変恥ずかしいと思います。
また、一企業の経済活動のために多大な税金が投与されることにも疑問を持ちます。トヨタはすでに充分なテストコースを所有していると思います。
開発のために税金を投与するのではなく、森作りや自然保全のため、または高齢者や子供の福祉にその税金が使われることを、県民として望みます。
トヨタ自動車
『トヨタ自動車株式会社社長 渡辺捷昭様』
〒471−8571 豊田市トヨタ町1番地
FAX 0565−23−1230
テストコース建設中止のご英断をお願いします
このたび、どうしても社長渡辺捷昭様にお伝えしたい事があります。
日本を代表する企業としての貴社の環境との調和を目指した経営理念はすばらしく、数々の具体的な取り組みに、感謝しています。
貴社の660 haにもおよぶテストコース建設を計画されていることを知りました。660ha すべてを造成するものではなく200 ha 近くに縮小したと聞き及んではいますが、それでも広大です。
この計画により、多くの生き物の生息域が失われるかまたは多くの生き物が生存の危機に瀕するほどの規模であると思われます。
計画地には周辺部を含めてネコギギやヤマネなどの国指定天然記念物、サシバなどの絶滅危惧種、15科28種の哺乳類、35科104種の鳥類、6科16種の両生・は虫類、14科32種の魚類の生息地であることが分かっています。
また、下山地区 東大林町で小熊2頭の目撃があったとあります。
予定地は今後愛知県の絶滅危惧種であるツキノワグマの生息域となりうる地域であると考えられます。
森を分断してしまうと、動物、虫たちの行き来ができなくなり、種としての多様性を失い、将来的に種が絶えてしまうと聞きます。
環境に優しい理念を掲げる企業として予定地を含めた自然環境を積極的に保全し再生する方向でご検討ください。
テストコース建設中止のご英断をお願いします。
豊田市長 鈴木 公平 様
謹啓
残暑厳しい季節が続いておりますが、時下益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。
さて、豊田市下山地区に現在計画されているトヨタ自動車のテストコース建設について、テストコース建設中止の方向で関係各所にお働きかけ頂たく、ご英断をお願いします。
豊田市のみならず愛知県は長年、自動車産業の多大な恩恵に預かり、日本を代表する産業地帯として発展しつづけてきました。喜ばしいことではあります
が、これからも同じように発展するとは限りません。少子化を迎え産業のグローバル化が益々進む時代が到来し、そろそろ方向性を転換させる時を迎えたのではないでしょうか。
近年の環境問題の深刻化に照らし合わせてみますと、今ある自然を保全するとともに、失われた自然をも再生する事を重視する時代がやってきたと思います。
この660 haにもおよぶテストコース建設計画は、そのすべてを造成するものではなく200 ha 近くに縮小したと聞き及んではいますが、それでも広大です。この計画により、多くの生き物の生息域が失われるか、または、多くの生き物が生存の危機に瀕するほどの規模であると思われます。
計画地には周辺部を含めてネコギギやヤマネなどの国指定天然記念物、サシバなどの絶滅危惧種、15科28種の哺乳類、35科104種の鳥類、6科16種の両生・は虫類、14科32種の魚類の生息地であることが分かっています。
また、下山地区 東大林町で今年に入って小熊2頭の目撃があったとあります。
予定地は今後、愛知県の絶滅危惧種であるツキノワグマの生息域となりうるほど、豊かな自然を残した地域であると考えられます。また、森を分断してしまうと、動物、虫たちの行き来ができなくなり、種としての多様性を失い、将来的に種が絶えてしまいます。
おりしも豊田市におかれましては、森の健康診断に代表されるような自然の大切さを官民から発信する事業があります。
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トヨタの練習コースのことなど、日本各地で行われてる、センスレスな大型開発(環境破壊)。
よりスピードを出すために!より売れる車をつくり、その安全性を確かめるのに必要。もっと雇用が必要っていうのかな?
そのやっと残った豊かな自然が、1企業(大きな)の思いで、
だだーーっと造成されていく。その間に、失われてしまう命のこと、
その後、もう取り戻せない将来にわたってそのいのちを奪ってしまうことを思うと、胸が痛くなりました。
高尾山だけじゃなくって、ほんとうにあちこちに、一部の人しか知りえない、開発があることに気付きました。
できることは、周りに事実を伝えること。
そんな未来はほしくないことを、
どのいのちとも共存していきたいこと。を、「丁寧に」仲間を募って、発信することだと思います。
口コミって、ほんとうに大きな力です。
トヨタのコースには、たくさんの昆虫や土壌生物が暮し、サシバやヤマネたちが静かに何十万年もの間暮してこれた豊かな森が、
今、まだあるんです〜。
高尾山のことも、地元八王子からはじまって、東京をはじめとする近隣の仲間に伝わり、今じゃ、日本中あちこちで「高尾山にトンネルをほらないで!」のTシャツを着た方に出会えます!
その結果が、どんどんできていますよ。
(今、工事が2年ほど延期になっています。この間に、早く「やめる」という英断をしてほしいなあーと思います。
いのちは、絶滅させたあと、取り戻せないからね)
だから、このトヨタのお話を聞いたとき、
もう一地域の問題じゃないから、気付いた人から、
近隣の人たちだけに押し付けないで、
どんどん動く。話す、伝える。
同じように、遠くからでもできることがあると思いました。
これは、沖縄・高江や辺野古の問題とも同じですね。
ももんが 井上